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猜疑心と空虚な花

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~♪~

 

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【直して欲しい友人のクセ】~ボブ

俺の友人に広瀬(仮名)ってヤツがいる。


【嘘をつくと耳をほじる】これが彼のクセだ。

でも俺はそれを指摘したことはない。

理由は
そのクセで彼の心理が読み解れるからだ。



彼が仕事を辞めたことを噂で知っていたが
知らないフリして聞いた。

「広瀬、最近仕事どうなん?」

「うん、忙しいくて大変やわ」

そう言いながら広瀬は耳をほじる。


アウト。



それからも知っている情報を
あたかも知らないフリして聞いた。


「んで、彼女と上手くいってんるんか?」

「まぁ、ぼちぼちやな」

広瀬、耳ほじる、アウト。



「パチンコやめれた?」

「あぁ~最近全然行ってないわ~」

広瀬、耳ほじる、アウト。



「前言うてたヘリコプターのラジコン買ったん?」

「買ったで~、めちゃオモロいで」

広瀬、耳ほじらない、セーフ。



「ところで借金は返せたんか?」

「まだ。でも少しづつ減ってるわ」

広瀬、耳ほじる、アウト。



その後も広瀬は耳をほじったり、ほじらなかったり。


まぁ、そんなわかりやすい彼だが
人を傷つけるような嘘はつかない。
あと結構男気がある。

それがあるから
俺と彼との付き合いが今まで続いてるのだろうと思う。
まぁ、腐れ縁みたいなものかな。




そんな彼は来年
現在うまくいってない彼女と結婚するらしい。


本当に幸せになってほしい。


「お前が結婚かぁ、なんか気持ち悪りぃな~♪」
笑いながら俺は言った。


マメに連絡を取っていたわけじゃないが
俺達の付き合いも10年以上になる。

あの頃を思えばお互いオッサンになったなぁ。
なんて話で盛り上がった。


そして俺は冗談でこう言った。

「お前にガキが産まれたら俺が名付け親なるわ~」

軽くボケたつもりだったが
しかし会話は意外な方向に進んでいった。

「おぅ、よろしく」

そんな広瀬の言葉に
俺は飲みかけたビールを「ブーッ」と吹出す。

「えぇ!?名付け親やぞ!?」

彼は少し照れ臭そうに

「うん、頼むわ。俺、友達少ないやん?
てゆーか今まで続いてる友達ってボブくらいやし・・・
まぁ・・・親友が名付け親・・・みたいな?」


正直、その言葉を聞いて涙が出そうになった。

そして今まで彼のクセを見て楽しむ自分を恥た。




が、広瀬の耳は
ガッツリほじられていた。







中耳炎になるくらいに。










アウト。
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